劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ | |
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監督 | 藤田陽一 |
脚本 | 大和屋暁 |
出演者 |
杉田智和 阪口大助 釘宮理恵 |
主題歌 |
SPYAIR 「現状ディストラクション」 |
製作会社 | 劇場版銀魂製作委員会 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
公開 | 2013年7月6日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 17億円[1] |
前作 | 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇 |
『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(げきじょうばん ぎんたま かんけつへん よろずやよえいえんなれ)は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載中の空知英秋による少年漫画『銀魂』を原作としたアニメーション映画。2013年7月6日より、丸の内ルーブル、新宿ミラノ、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋他全国にて公開。週刊少年ジャンプ創刊45周年記念作品。
テレビ東京系列ほかにて2006年から(連続ではなく休止を挟んで)3期に渡って放送されたテレビアニメ『銀魂』の劇場版第2作にして、「アニメシリーズ完結編」と位置付けられており、アニメ版の集大成ともいえる。本作は原作者の空知英秋自らが、ストーリーとキャラクター原案を手がけた劇場版完全新作エピソードとなっており、主人公である坂田銀時の過去にまつわるストーリーが描かれる。
キャラクター・キャスト[]
- 坂田銀時
- 声 ‐ 杉田智和
- 時間泥棒の力によって5年後の世界に飛ばされ、荒廃した江戸を目の当たりにする。当初は自分が飛ばされた理由も分からず困惑していたが、時間泥棒の製作者である5年後の平賀源外と接触する過程で、江戸の荒廃の裏にかつて自分が倒したはずの魘魅(えんみ)が絡んでいることを知り、決着を付けるために奔走する。
- 本来は未来に存在してはならない存在である為、額に付けた装置により外見が変えられている。これにより周囲からは銀時と認識されず、その外見から「珍宝(珍さん)」と名乗っている。
- 5年後の銀時
- 銀時を5年後の未来に呼び出した張本人。魘魅に体を乗っ取られて失踪しており、周囲からは死んだこととされている。かろうじて自分の意思で動ける間に源外にタイムマシンの作成を依頼し、現れた5年前の銀時に、自分たちの体に魘魅が寄生している事実を伝える。
- 志村新八
- 声 ‐ 阪口大助
- 銀時の死後、万事屋の方針を巡って神楽とは袂を分かっており、単独で「万事屋新八っさん」として江戸の治安を守るために活動している。原作よりも背丈が伸びており、大人びた風貌になっている。銀時の愛用していた木刀を所持しており、チンピラ数人を一閃で撃退する程に剣の腕を上げている。お妙が白詛に侵されていることもあり、やや冷めた性格になっている。
- 神楽
- 声 ‐ 釘宮理恵
- 新八とは万事屋の方針を巡って袂を分かっており、現在は定春と共に「万事屋グラさん」として江戸で活動している。新八同様背が伸びて大人びたスタイルとなっている他、口調も標準語になり性格も若干冷めている。自分の背丈ほどある巨大な傘を使用するなど戦闘能力も格段に向上している。
- 定春
- 声 ‐ 高橋美佳子
- 原作よりも若干サイズが大きくなっている事を除けばあまり変化は見られない。しかし、特殊な装置で周囲からは別人と認識されている過去の銀時に懐く面も見られた。
真選組[]
- 近藤勲
- 声 ‐ 千葉進歩
- お妙へのストーカー行為のためにカーネル・サンダース人形に扮した際、酔った源外と桂に改造される。その際に持たされた重火器にキセルの火が引火して商店街を破壊してしまい、逮捕された。銀時の前で源外、桂と共に処刑されそうになるが、土方、エリザベスらに救出され、その後は銀時に協力して魘魅の捜索に当たる。
- 土方十四郎
- 声 ‐ 中井和哉
- 心酔していた近藤が逮捕された事により幕府を見限り、過激攘夷党「誠組(まことぐみ)」を結成している。エリザベスと手を組み、近藤、桂を救出する。
- 沖田総悟
- 声 ‐ 鈴村健一
- 土方と同様、近藤を逮捕されたため現在では幕府に仇名す「人斬り・沖田総悟」として単独で活動している。逆刃刀を所持し、髪も長髪となっている。
- 山崎退
- 声 ‐ 太田哲治
- 土方と共に攘夷志士となっている。容姿は原作とあまり変わっていない。
攘夷志士[]
桂一派[]
- 桂小太郎
- 声 ‐ 石田彰
- 銀時の死後、過激攘夷派となり、「世界をぶっ壊す」など高杉と似たような発言をしており、容姿も高杉を模してキセルを咥え、左目を包帯で隠している。
- カーネル・サンダース人形(に扮した近藤)を高杉風に改造しようとした所を逮捕され、処刑されそうになるが、土方、エリザベスらに救出される。その後は銀時に白詛と魘魅の関係を伝え、魘魅の捜索に協力する。
- エリザベス
- 声 ‐ 神谷明
- 桂逮捕後は桂一派をまとめ上げ、土方率いる「誠組」と手を組んで近藤、桂を救出する。
- 筋骨隆々な肉体となっており、普通に言葉を話している。
攘夷戦争時代の攘夷志士[]
- 高杉晋助、坂本辰馬
- 声 ‐ 子安武人、三木眞一郎
- 共に終盤に登場。複数に分離した魘魅のコアを破壊した。
その他[]
- 志村妙
- 声 ‐ 雪野五月
- 白詛に感染し、既に末期の状態となっている。
- 5年前の銀時 (チンさん) を銀時と勘違いしたことが、万事屋再結成のきっかけになる。
- 柳生九兵衛
- 声 ‐ 折笠富美子
- 原作よりも背が伸び、髪も短くしている。月詠、猿飛と共に病床のお妙を見舞った。その後は3人とも再結成された万事屋に協力し、魘魅の捜索を行う。
- 猿飛あやめ
- 声 ‐ 小林ゆう
- 容姿に変化はないが、これは銀時が帰って来ても変わらず迎える為であった。
- お登勢
- 声 ‐ くじら
- 5年前と変わらずスナックお登勢を営んでいる。容姿の変化はないが、若干白髪が出来ている。
- 源外から聞いていたのか、チンさんが5年前の銀時であることを知っている。
- キャサリン
- 声 ‐杉本ゆう
- 変わらずスナックお登勢で働いているが、顔には髭が生えている。
- たま
- 声 ‐ 南央美
- 全身をタンクのように改造している。後に修理された時間泥棒の中身となり、そちらは原作の容姿のままになっている。
- 長谷川泰三
- 声 ‐ 立木文彦
- 序盤では映画館の客として登場。手の震えが止まらず、髪も白髪混じりになるなど他のキャラよりも老け込んでいる。アルコール依存症気味である。
- 東城歩
- 声 ‐ 遊佐浩二
- 中盤に登場。本作でも九兵衛の付き人となっている。
- 平賀源外
- 声 ‐ 島田敏
- 原作・アニメで行った将軍暗殺未遂により指名手配されていたが、銀時の死後は酒びたりの毎日を送るようになり、カーネル・サンダース人形(に扮した近藤)を大量殺戮兵器に改造しようとした所を逮捕された。未来にやってきた銀時の前で処刑されそうになるが、それはダミーロボットであり、本人は破壊された時間泥棒を回収・修理するなど裏で動いていた。
- 月詠
- 声 ‐ 甲斐田裕子
- 九兵衛同様髪を短くしている。
- 武蔵っぽい人
- 声 ‐ 坂口候一
- 序盤に映画館の客として登場。
ゲストキャラ[]
- 時間泥棒
- 声 ‐ 山寺宏一
- 映画の上映前に流れる盗撮防止キャンペーンのCMに登場するキャラクターそっくりの外見。銀時らが訪れた映画館に現れた盗撮犯と思われたが、正体は銀時を5年後の世界に送り込むために、5年後の銀時が平賀源外に依頼して作成させたタイムマシンであった。
- 未来で銀時とチンピラに破壊された後、修理された際には中身がたまになっており、銀時を攘夷戦争時代に送った後、改変された未来で銀時の事を思い出させるために新八と神楽の前に現れた。
- 魘魅(えんみ)
- 声 ‐ 磯部勉
- 攘夷戦争時代の銀時らが遭遇した敵で、本作の黒幕。体中に呪符を巻き、錫杖を持ち菅笠を被っている。
- 一度戦に出れば星が使い物にならなくなるほどの甚大な被害を出すため「星崩し」と呼ばれる。かつて長期化する攘夷戦争を終結させる為に幕府側が傭兵部隊として投入していた。「蠱毒」と呼ばれる怪しげな呪術を用い、攘夷志士に甚大な損害をもたらしたとされている。
- 攘夷戦争時代に銀時に倒されたが、本体は極小のナノマシンウイルスであり、戦闘の際に銀時に付けた傷から彼の体内に侵入し、寄生しながら地球人の遺伝子を取り込んで成長していた。改良されたウイルスである白詛を5年後の世界で蔓延させ、地球を荒廃させた。
- 彼が率いる部隊の兵士は全員白い装飾に身を包み顔に呪符を貼っている。
- 最期は新八と神楽に胸を貫かれたことにより暴走。複数のコアとともにナノマシンで構成された霧を放ち、地球を滅ぼそうとするも攘夷時代の桂、高杉、坂本によって放ったコアを破壊され本体のコアも現代の銀時と攘夷時代の銀時によって真っ二つに斬られ完全に消滅した。
- チンピラ
- 声 ‐ 徳本英一郎、倉富亮、マンモス西尾
- 5年後の未来に送り込まれた銀時に絡むが、新八、神楽に成敗される。その後魘魅の情報を捜す土方、沖田にも倒される。
- 北斗の拳に登場する雑魚のような外見をしている。
- 幕士
- 声 ‐ 三浦博和、後藤ヒロキ
- 天人
- 声 ‐ 近藤浩徳
- 未来から現れた万事屋達に襲いかかる。
- 最終的に魘魅が放ったナノマシンの霧により、ほとんどの兵士が死亡した。(その際体毛、体色が白く変化している。)
スタッフ[]
- 原作/ストーリー・キャラクター原案:空知英秋
- 監督:藤田陽一
- 監修・録音演出:高松信司
- 脚本:大和屋暁
- 絵コンテ・演出:宮脇千鶴、河村智之、西澤晋、みなみやすひろ、藤田陽一、佐々木忍、三宅和男
- キャラクターデザイン・総作画監督:竹内進二
- 作画監督:鈴木ひろみ、諏訪可奈恵、永田正美、青木あさ子、乙幡忠志、石川真理子、佐藤綾子、升谷由紀、本城恵一朗、竹内進二
- 作画監督補佐:江上夏樹、尾崎正幸
- デザインワークス:乙幡忠志
- 美術監督:野村裕樹
- 色彩設計:歌川律子
- 色彩設計補佐:尾垣拓也
- 撮影監督:老平英
- CG監督:中島豊
- 撮影監督補佐:藤坂めぐみ
- 編集:瀬山武司
- HD編集スタジオ:キュー・テック
- 音楽:Audio Highs
- 音響監督:小林克良
- 音響制作:トリニティサウンド
- 音響効果:武藤晶子(サウンドボックス)
- 音響効果助手:小澤奈津江(サウンドボックス)
- 録音スタジオ:東京テレビセンター
- 製作:鳥嶋和彦、夏目公一朗、井澤昌平、宮河恭夫、石川豊、古澤圭亮、久松猛朗
- 企画:足立聡史、川崎由紀夫、尾崎雅之
- プロデューサー:稗田晋、番泰之、樋口弘光
- アニメーション制作:サンライズ
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
- 製作:劇場版銀魂製作委員会(集英社、アニプレックス、テレビ東京、サンライズ、電通、バンダイ、ワーナー・ブラザース映画)
楽曲[]
- 主題歌
- 「現状ディストラクション」
- 作詞 - MOMIKEN / 作曲 - UZ / 編曲・歌 - SPYAIR
- エンディングテーマ
- 「Pray」
- 歌・作詞 - Tommy heavenly6 / 作曲・編曲 - Chris Walker
Blu-ray / DVD[]
2013年12月18日発売。発売元はアニプレックス、販売元はソニー・ミュージックソリューションズ。
- 劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ 通常版(1枚組)
- 映像特典
- 特報・劇場予告編・TVスポット集・豆しばコラボCM
- 映像特典
- 劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ 完全生産限定版(3枚組)
- ディスク1:本編ディスク(通常版と同様)
- ディスク2:特典DVD
- メインキャスト座談会「劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ 万事屋VS真選組 トークバトル」
- 劇場版 銀魂 銀幕瓦版SP
- ディスク3:特典CD
- 書き下ろしドラマ「忘れたい過去を忘れるために酒を飲むと飲み過ぎて痴態を晒した事をもっと忘れたくなるから結果的にはアリ」
- 封入特典
- 劇場版銀魂コンプリートブック
- 劇場パンフレット縮小版
- ピンナップ(5枚組)
- 銀魂3タイトル連動応募者全員プレゼント応募券
- 特製アウターケース付き描き下ろしデジパック仕様
脚注[]
- ↑ テンプレート:Cite web
外部リンク[]
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