レイチェル・ドーズは、クリストファー・ノーランのスーパーヒーロー映画の三部作「ダークナイト・トリロジー」のヒロインである。
登場[]
バットマン ビギンズ[]
ブルース・ウェインとは幼少期からの付き合いだったが、彼の両親の死から会わなくなっていた。
15年後、ジョー・チルの裁判でブルースと再会し、傍聴する。裁判後、チルがカーマイン・ファルコーニの手下によって殺害されるとブルースを裁判所から連れ出す。
帰宅中にブルースのチル殺害計画を知ると彼を非難し、不況と貧困に苦しむゴッサムの市民たちの現実を見せつけて別れた。
数年後、レイチェルは精神科医ジョナサン・クレインとファルコーニによって命を狙われてしまうが、ブルースの変身したバットマンに救われる。彼からフェイデン判事がファルコーニと癒着している証拠の写真を渡され、ファルコーニ一味の逮捕につなげた。
その後、ブルースと再会するが、彼はプレイボーイ生活を満喫していたため、落胆する。
ブルースの誕生日に、ウェイン邸を訪れたレイチェルはブルースにプレゼントを渡すと、これからナローズ島に渡ってファルコーニを調べることを告げる。アーカム精神病院を訪れたレイチェルはファルコーニの症状を取り調べようとするが、クレインによって地下に案内される。クレインの手下が新薬を水道に垂れ流しているのを目撃すると、スケアクロウに変身したクラインによって幻覚剤を吹き付けられてしまう。そこへバットマンが現れ、タンブラーに乗せられてバットケイブに連れていかれる。そこでアルフレッドに治療してもらった。
ナローズ島で影の同盟とゴッサム市警の前面紛争が起こるとレイチェルはジム・ゴードンにバットマンから託された解毒剤を渡し、取り残された少年を助けようとしたが、現れたスケアクロウに襲われる。スタンガンでスケアクロウを追い払うと、今度は脱獄したゴッサムの犯罪者達に狙われるが、バットマンに救われる。バットマンがかつてレイチェルが放った言葉を話して去ると、レイチェルは彼の正体をブルースだと確信した。
事件後、レイチェルは崩壊したウェイン邸を訪れ、過去の言動を謝罪するが、ブルースに感謝され、キスをする。
ダークナイト[]
前作の約束でブルースとはある程度距離を置いている。その上、新たな地方検事、ハービー・デントからのプロポーズで心が揺れ動いていた。
ブルース主催のデントの資金集めのパーティーに参加していた。そのパーティーにジョーカーが乱入し、デントを引き渡すように要求されるとデントを必死で庇う。そのためジョーカーによって、高層ビルに突き落とされるが、バットマンに助けられた。
その後、デントの口からレイチェルはブルースはマスクを脱ぐつもりだという話を聞き、やめるようブルースに伝えた。だが、ブルースの意思は固かった。次の日、デントは会見を開き、自分がバットマンだと嘘を吐いた。デントは逮捕されることになった。レイチェルは会見を見て、デントを救わなかったブルースに失望する。デントとの結婚を決意し、レイチェルはブルースへの手紙をアルフレッドに託し、警察署に向かった。
しかし、デント逮捕はデントのジョーカー捕獲作戦の一部に過ぎなかった。その作戦が成功し、デントと喜び合うが、ジョーカーに脅迫されたアンナ・ラミレス刑事に誘拐される。
レイチェルは大量の爆弾の仕掛けられた52丁目250番地の建物に監禁されてしまった。そして救出が間に合わず、レイチェルは爆発に巻き込まれ、死亡した。
手紙を渡されたアルフレッドはブルースに見せるのを止め、燃やしてしまった。
ダークナイト ライジング[]
故人であるため、名前のみの登場。
レイチェルの死がブルースの心に深い傷を残しており、現在に至るまでレイチェルの本心を知る事なく8年間過ごしていたが、ある理由でアルフレッドが真実を打ち明けた事でなし崩し的に未練を断ち切る事となった。